平成27年度運動方針

子ども会で地域の絆を強めるために

 私たち高知県子ども会連合会(以下「高子連」という。)は、一般社団法人として歩み始めました。創立以来46年間、県下各地域に子ども会活動の普及促進に努めてまいりましたが、子どもを取り巻く社会環境の大きな変化により、少子化や子ども達が自然の中で遊ぶ体験、人との関わりの中で学び成長し生きる力を養うことが乏しくなってきたといわれております。
 
 このような状況下で子ども会とは何かを深く認識し、時代に見合った活動を進めなければなりません。私たち高子連は「子どもは地域で育つ」を基本理念に地域の子どもを守り育て、また社会教育向上の取り組みを続けてきました。今こそ私たち大人は、子どもの成長を助け指導をする上で何が必要かをしっかりと心に刻み、子ども達に心も体も健全な「生きる力」・「ともに生きる力」・「心豊かに生きる力」を育てなければなりません。そのためには、地域の皆が手を組み子ども会活動を充実しなければなりません。

私たち高子連は、県下子ども会の連合体としての役割を果たすために「地域の子どもは地域で育もう」を目標に、自然体験や社会体験を充実させ、今こそ「子ども会活動の振興・活性化」を図ります。この目標を達成するためには、育成者や指導者・年少指導者などの人材の確保、養成が必要です。そのためには、皆様方会員同志の地域の絆が大きな原動力となります。ぜひ、定例会を行って話し合いの場を増やしてください。子ども会は自分たちの会です。自分たちの力で運営をしてゆきましょう。そのための財源の確保に努めましょう。高子連も財政基盤の確立が大きな課題です。財政の確立を強化し、組織の充実を図らなければ大きな危機に陥ります。ぜひ、会費の検討をお願いいたします。子ども会の活性化のために本年度は特に次の課題について取り組みを強めます。

◯専門委員会に指導者・育成者の研修のあり方を検討いただいており、答申を受け指導者・育成者の研修をさらに充実します。

◯安全教育推進のため、各単位子ども会に1人以上のKYT認定指導者を置くことを目指し、県下で講習会を開催します。また「全国子ども会安全共済会」には、会員全員の加入促進を図り、安全安心の子ども会活動を目指します。

◯広報活動充実のために「高子連だより」の発行に加え、全国子ども会連合会ホームページに加入し、内容を充実します。

◯財政基盤の確立のために収益事業を調査・研究し、また会費についても見直しにより、財源の確保に努めます。

◯「全国子ども会安全共済会」の制度変更や「一般社団法人」に関する官公庁への諸手続き等を円滑にすすめます。

安心、安全で笑顔に満ちた子ども会活動を皆ですすめましょう。

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