異年齢集団とは

子どもの人間形成にとって、集団活動はどうしても必要なことです。とりわけ、異年令集団による活動は、子ども同士の関わりの中で、お互いに成長をしていきます。年令の高いものがリーダーシップをとり、年令の低いものは、上のものの行動を見て手本とします。

子どもは、子ども同士の遊びの中から、社会性や運動能力、知的能力を発達させます。以前はそうした発達に、兄弟の影響が大きく作用をしていました。

最近子ども達は、いつも大人達から手厚く保護され、自分と年令の近い年上また年下の子どもとつきあう機会がほとんどなくなり、切磋琢磨の経験を持つことが出来なくなり、もまれてたくましく育つという点で、重大な問題が起きています。

多くの職場では、比較的年令の近い先輩や後輩の中で、社会人の一員として協力したりしながら、一緒に仕事をしていく必要があります。ところが、そうした経験の乏しい子どもたちは、職場の環境になじめないで不適応を引き起こしたりしています。
その時に気づいても遅いのです。子ども会活動は子どもの将来につながる異年令集団活動の経験をするという事からも重要な活動です。

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