子ども会とは

子ども会の定義

子ども会とは、地域を単位に子どもたちみずからが楽しい集団活動を通して心身をきたえ、社会生活を営むための基本的な技術や態度を身につけることを目的に地域社会の大人の協力によって組織された少年団体です。

子ども会の必要性

子ども会は、同じ地域に住む子どもたちが仲よくするためとか、非行を防ぐとか、夏休みなどの学校生活から開放された時の安全対策のためだけでなく、子ども会が必要とされる理由として次のようなことがあります。

① 兄弟姉妹が少なくなって、子ども同士の切磋琢磨の機会が少なくなった。
② 親の過保護・過干渉で自発的に活動する生活の幅が狭められている。
③ 近隣の子どもたちが仲間集団をつくって遊んだり、鍛錬する機会が少なくなった。
④ 受験競争で勉強を強いられ、子ども同士の交流や友情を深める機会が少なくなった。
⑤ 遊びが商品化され、子どもたちが家の中にとじこもり、個人的な遊びに流されている。

子ども会の目的

子ども会活動は、学校における同学年同士の活動ではなく、年齢の異なる子どもたちが一緒に遊んだり、家庭や学校ではやらないようないろいろな活動を体験します。高学年の子どもは、小さい子どもやナンディキャップをもった子どもも一緒に遊べるように工夫したり、みんなと楽しく活動するためには自己の欲求をおさえ、強調することの大切さを学びます。
また、活動の中で自分の役割を知り、自分が何をすべきかを理解し、責任を果たそうと努力します。このように子どもたちは子ども会活動を通して、生命のエネルギーをたくわえ、連帯性・協調性・責任感などを身につけ、人間関係を学びます。

① 健康の増進と体力の向上を図り、たくましい精神を養う。
② 自他を理解し、友情を深め、協調性や連帯意識を高める。
③ 集団の一員としての役割を自覚し、責任感を養う。
④ いろいろな活動体験によって創造力を伸ばす。
⑤ 団体の規律や秩序を守り、道徳を重んずる態度を育てる。
⑥ 郷土を愛する心や、奉仕する精神を育てる。

子ども会活動の種類

子ども会として考えられる活動は、その活動の性格によっていろいろな分類のしかたが考えられますが、その基本は三つあります。






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