会長挨拶

   会長 宮澤 淳治

会長 宮澤 淳治

 一般社団法人長野県子ども会育成連合会と団体名を変更し信用が高まる一方、社会的責任をより重く負う団体として、新たにスタートし3年目を迎えたところであります。 法人としての名称は変わりましたが「地域の子どもは地域で育てよう」「子どもの手による子ども会の育成」を一貫したテーマに掲げ、子どもたちが自ら体験し考える力や豊かな人間性など、生きる力を育むことができるよう、学校や家庭と連携を図り、主体的な子ども会の活動を支援してきているところです。
 一昨年度は、安全共済会制度への加入時費用の値上げをお願いし、ようやく安定した運営を執行することができました。皆様方がしつかりと事業に取り組んでいただいた中で、このように財政面での健全化を図ることができたことは、会員各位の御理解と御協力の賜物と感謝申し上げます。
 平成29年度事業の執行につきましては、県内10の地方部ごとの、子ども会活動活性化事業や安全教育啓発活動に関し、助成金を大幅に増額する予算としたところでありますが、平成30年度も前年度と同様の予算付けを行いました。大いに活用していただきたいと思っております。
 近年、子どもたちが外遊びをしなくなり、声が聞こえなくなっております。私たち、育成会の特色である子ども達の異年齢集団での「自然体験活動」や「物作り体験活動」への参加を呼びかけ、その体験を通じて、互いの立場を理解し、自らの役割を認識して、協力し合う心を育むことが、子どもたちにとって「社会力」や「生きる力」を身に着けられることであります。自然体験や生活体験が豊富な子どもや、生活習慣が身についている子どもほど、自己肯定感、道徳観及び正義感が高くなる傾向があると言われております。本会の活動の意義が広く周知されるとともに、本会の発展に繋がって行くきっかけとなるのではないかと考えております。
 結びに当たり、これからの子ども会・育成会活動に、また本会の活動に御支援、御協力をお願いいたしますとともに、各地の子ども会・育成会の御発展と、皆様方のご健勝とご活躍をご祈念申し上げ、あいさつに代えさせていただきます。

(平成30年度定時総会会長挨拶要旨より)

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