会長あいさつ

一般社団法人静岡県子ども会連合会
会 長  喜瀬川 康博

静岡県子ども会連合会は全国に先駆けて昭和27年12月20日に社会教育団体として結成し、翌年の静岡県子ども大会には2万人を超える人が参加して盛大に開催されました。子どもたちの健全な成長を願って、子ども会への大きな期待の現れであったと思います。

60余年が過ぎた現在では、子どもたちを取り巻く環境が様変わりしました。地域で生業としていた自営業から多くの人がサラリーマンとして働きに出て、家族構成も核家族化と少子化の進展により変化し、地域の教育力及び家庭での教育力も低下しています。こうした状況だからこそ、子ども会活動を通じて自然の恐ろしさや凄さ(畏敬の念)を学び、又、子どもたちが異年齢による集団活動を通じて忍耐力や逞しさを学び、先輩に対しては憧れや敬う気持ちを育み後輩に対しては優しさやいたわりの気持ちを養うことが必要です。子ども会では活動により、人として一度の人生を心豊かに過ごしていくのに最も大切な社会性とコミュニケーション能力を育くんでいきます。

子どもたちは集団活動をすることにより、社会を生き抜く力を自然に身につける機会が多ければ多いほど、依存型(指示待ち人間)の性格から脱皮し自ら積極的に行動する自立型のタイプに成長して人格が身に付いていくものと思います。
そのことから、静岡県子ども会連合会は育成者を始めとしてシニア・リーダー(ジュニア・リーダーOB)と共に一丸となって、ジュニア・リーダーの養成を積極的に進め、子どもの手による子ども会活動を目指しております。
是非、貴方のお子様も豊かな人生を送るために多くの異年齢の人から学び、社会性を身に付けた逞しく人間味溢れる、学校教育と社会教育を兼ね備えた自分に自信を持った自立人間を目指して子ども会活動に参加して下さい。

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