集団指導者研修(指導者初級)

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地域子ども会活動の指導者育成の資質の向上を目標とし、講習・認定事業を行っています。

《集団指導者研修基準》~研修内容と学習時間配分~

基準学習時間23時間
項目 摘要 時間
Ⅰ子どもの理解 1.子どもの成長と発達 ・発達段階と発達課題
・各発達段階における身体・生理的発達の特質
・各発達段階における心理的発達の特質
・子どもの成長・発達と参加集団
子どもの成長・発達の一般的傾向を、身体的・生理的・心理的・社会的発達とのかかわりでとらえる。時に発達における今日的特質について考える。体位と体力・運動能力とのアンバランス、知的発達と情緒的・社会的発達とのアンバランス、子どもは成長・発達するにつれて、いくつかの集団に参加するが、そうした参加集団のもつインゲン形成的意味について考える。
2.子どもと遊び ・遊びの意義
・遊びの効果
・子どもの成長・発達と遊びの変化
・遊び仲間の特質
子どもにとって遊びとは何か。子どもの人間形成に、遊びがいかに重要な役割を果たしているかをかんがえる。また、子どもの成長・発達に伴っての遊び方・内容についても考える。遊び仲間の(同年齢・異年齢)の特性とそれによる効果を、発達段階に応じて考えていく。以上のことを踏まえ、遊びの指導を積極的に行うようにする。
Ⅱ少年教育の意義 1.少年団体の意義と目的 ・少年教育における集団のもつ意味
・団体活動の教育的意義
・これからの教育と少年団体の使命
子どもの健全な発達にとって少年団体はどのような意義をもっているだろうか。特に集団のもつ人間形成の意味、少年団体の使命について考える。
Ⅲ集団の基礎理論 1.集団活動の意義 ・集団の種類と形態
・小集団の特性
・小集団活動の重要性
集団から離れた人間形成はありえない。人間形成とは集団における相互過程とみることができる。子ども会は小集団の一つのあり方と考えられるが、小集団活動の意義を考えることを通して、子ども会の重要性について考える。
2.集団の構造と機能 ・集団の構造
・集団の機能
集団は一定の構造(地位・役割、コミュニケーション、権力、感情)をもち、一定の機能(課題達成、集団維持)を果たしている。集団の構造・機能は、それぞれの集団によってその性格を異にするが、集団としての子ども会活動はその構造・機能的側面においてどのような特徴が見出されるだろうか。
Ⅳ子ども会の組織と運営 1.子ども会の意義 ・子ども会とは
・子ども会の必要性
子ども会とはどのような教育的意義をもっているか。子ども会は子どもの成長・発達にとってなぜ必要なのか。今日、子ども会がおかれている状況、そこでの生活のあり方、特に仲間集団との関係で子ども会を考える。特に、子ども会は異年齢集団であり、学校の特質集団、過程の血縁集団では得られない貴重な体験の場であることにもふれる。
2.子ども会の組織 ・組織の基本
・種類と形態
・組織化の方法
名称、目標、対象、規模、役員、指導者、育成会(者)など、組織体として具備しなければならない基本的用件について理解し、活動の単位として基礎グループの重要性について考える。子ども会を形成する際の具体的手立て、留意点について考える。 0.5
3.子ども会の運営と財政 ・運営の基本と実際
・班活動、係活動、クラブ活動
・子ども会の財政
子ども会が子どもの自発性に基づき、彼らの主体性が尊重され民主的に運営されるためには、どのような配慮が必要だろうか。班活動、係活動、クラブ活動の尊重について考える。会の運営費をどうしているか、予算の組み方と経理のあり方について考える。子ども会費・育成会費、自治会・町内会の補助金についてもふれる。 0.5
Ⅴ子ども会活動のプログラム 1.プログラムの意義 ・プログラムとは何か
・プログラムの必要性
子ども会におけるプログラムとは何か。子ども会活動の充実のためになぜプログラムが必要なのか。プログラムの教育的意義について考える。
2.プログラムの企画・ 立案・作成 ・プログラム作成の視点
・作成の手順
・プログラムと予算
・プログラムの企画、立案、作成上の留意点
・実習
子どもの欲求をどうとらえ、それをプログラムにどのように反映させるか、その活動は子どもの能力にふさわしいものか。プログラムの作成にどうかかわり、それを指導者はどう援助したらよいか。子ども会活動の成否は大半はここにあるといってもよい程の重要なものであるが、その基本的なあり方について考える。また、安全な活動の手立てもプログラム作成時点で考慮すること。
3.プログラムの実際 ・年間プログラム
・月間プログラム
・諸活動のプログラム
・プログラム展開上の留意点
それぞれのプログラムの具体的な姿を知り、それが子ども会の遂行とどう結びついているか考える。地域の特性をどう反映させるかということも重要な問題である。一人ひとりの子どもがどのような役割を担っているか、それが全体としてどう方向づけられているか、具体的なプログラムを通して考える。また、行事活動、クラブ活動、日常活動等のバランスや評価と反省をどこに位置づけたらよいかを考える。
4.話し合い活動のすすめ方 ・話し合い活動の種類と効果的な活用法
・話し合いのすすめ方、司会、記録など
話し合い活動は子ども会活動を活発にするための重要な活動である。そこで話し合い活動の種類と活用法を知ることによって、より効果的な子ども会活動を目指す。
Ⅵ指導者の役割と機能 1.指導者の種類と任務 ・総括的指導者の任務
・集団指導者の任務
・特技指導者の任務
・シニア・リーダーの任務
・ジュニア・リーダーの任務
・指導者相互間の関係と協力
子ども会活動の展開にあたる指導者の種類とその指導者の役割について考える。また、子ども会のイン・リーダーとしての子ども会の会長・班長の役割についても考え、指導者が協力し合い子ども会活動の活性化の方法を探る。
2.指導助言のあり方 ・指導者としての自覚
・指導、助言の意義
・指導助言の実際
・指導技術の向上
子ども会活動が自主的かつ創造的に行われるためには、適切な指導・助言が必要である。そこで、指導・助言の技術の向上を図る。
Ⅶ育成会の役割と機能 1.育成会の目的と性格 ・育成会の目的
・育成会の性格
子ども会における育成会の目的及びその性格、役割について考える。
Ⅷ子ども会と安全 1.安全教育 ・安全教育の必要性
・安全能力の形
・子ども会KYT(危険予知トレーニング)の活用
子ども会活動の一層の発展のためには、安全な活動ができることを第一に考えなければならない。そのために子ども会KYTを活用して安全能力(危険予知能力・危険回避能力)の向上を図る。また、冒険には危険がつきまとうことを忘れずにその対策を考える。
2.安全の確保 ・安全点検
・潜在危険のチェックポイント
子ども会活動は安全に行われなければならない。そのために安全点検のあり方や潜在危険のチェックポイントのあり方を理解する。 0.5
3.事故への対応 ・緊急時の判断と処置
・救急法
・安全会
・保険
活動をすれば、事故は避けられない場合がある。そういった緊急時の判断や処置及び救急法の実際を理解する。また、安全会や保険等(傷害・賠償責任)による対応についても理解する。 0.5
Ⅸ子ども会をとりまく課題 1.子ども会と家庭 ・家庭の構造と機能
・親の役割
・子ども会を支える家庭
子どもは家庭に所属し、家庭
の一員としての役割を果たしている。ところが、家庭のもつ機能が弱まり、親の役割さえ果たせない親も少なくない。これらについて「子ども会を支えるのは家庭」を前提に考える。
0.5
2.子ども会と学校 ・子ども会と学校教育
・子ども会と学校との提携
・子ども会と学校開放
学校は子どもにとって極めて重要な生活の場、学習の場である。しかし学校がすべてではない。子ども会と学校はどのような形で子どもとの関わりをもち、どのように提携して子どもの教育にあたったらよいかを考える。また、部活動、行事内容の調整等話し合いの必要なことについて考える。 0.5
3.子ども会と地域社会 ・地域社会についての理解
・社会資源の活用
・子ども会と地域づくり
地域と子ども会の結合、これが子ども会の大きな特徴をなしている。地域の中で子ども会のあり方を考えるためには、まず地域の実態を知らなければならない。また、その地域をどう活用し、どう開発することが子ども会の発展かつ地域の発展になるか、といったことについて考える。
Ⅹ子ども会活動の実技(任意選択4時間) 1.スポーツ活動 ・種目別活動 子ども会におけるスポーツ活動
として、どのようなものがあげられるか。いくつかの種目について正しいルールを身に付け、指導方法を体得する。
2.野外活動 ・ハイキング・キャンプ・その他 子ども会活動に活用できる野外活動として、キャンプ、ハイキング、オリエンテーリング等の意義と目的及び教育的役割を理解する。また、これらについて実際に体験することを通して、計画の立て方、準備指導に不備がないように万全を期するためには、どのようなことを注意したらよいか理解を深める。
3.レクリエーション活動 ・うたとリズム・ゲーム・その他 人間の生活にとって、いかに歌やリズムが大切であるかを考え、特に子ども会活動において、人間関係や仲間意識を育てる上で、また、情操教育の面から見て欠かせないものであることを知る。楽しい歌唱指導、フォークダンスなどの技術を修得させる。明るい雰囲気をつくり、集団の意識を高め、協調、協同の態度を養う上でゲームがいかに大切であるか。子どもの前で自信をもって指導できるゲームを10数種は、いつでも指導できるように、その知識と技能を身に付ける。
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