山形県子ども会育成連合会 会長 佐藤 博之
日頃より皆様には、当会活動に対しましてご理解・ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
昭和48年に発足した当会は今年で52年を迎えます。
これまで大変多くの諸先輩方が子どもたちのため、育成者のため、また地域のために汗を流し情熱を燃やして繋いでいただいた会だと認識しております。
そのような素晴らしい歴史と伝統のある山形県子連を未来へ繋ぐためには今、何をするべきかを考えました。
私はこれまで、子ども会活動という大変ざっくりした括りの中で活動してまいりました。
それは主に子どもと育成者との関わりと活動、ジュニアリーダー、ユースリーダーの育成等がメインで、また人をたくさん集めることだけに意識が向いていました。
しかし、その活動の一つ一つには大変大きな意味があるのです。子ども会の果たすべき役割と責任は、無限であると言っても過言ではありません。
そしてこれまで培ってきた経験とともに、子どもたちの未来への架け橋とでもいうべき将来性も持ち合わせているのです。
時代とともに変化し活動してきた子ども会を未来へ繋ぐためには、今できることをやらねばなりません。
そのことに気づかせてくれたのは、全子連が進めている提言書を見てからです。そこには、これからの子ども会の目指す方向が書かれてあります。
「子どもの成長・子育て・支援や生涯学習・社会教育の充実、地域における子ども・若者の居場所づくり、地域コミュニティ再生などにも大きく寄与する子ども会を全国に再度拡大させ、子ども・地域を取り巻く諸問題の解決を目指す。」
1.日本中の子どもの高い水準で均衡のある体験活動機会の確保について
2.「子ども会」における指導者・育成者の社会教育人材としての活用について
3.地域学校協働活動における「子ども会」の位置づけについて
4.「子ども会」も参画する地域学校協働活動等におけるデジタル技術の活用について
5.様々な施策における「子ども会」の位置づけについて
6.都道府県・市町村における「子ども会」の位置づけについて
7.子どもの交通安全について
以上の内容を、令和7年5月14日に「子どもの体験活動による成長・子育てを支援・推進する議員連盟」会長の遠藤利明代議士に手交してまいりました。
当会としてもこの提言書に沿った形での「子ども会」実現するべく、各市町村子連とともに協働し活動してまいりたいと考えております。
皆様のご理解とご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。