活動方針

一般社団法人 福井県子ども会育成連合会 平成30年度 活動方針

         子どもたちに輝きを求めて

~子ども会の原点である地域での育成力を高めよう~

 子ども達の育ちと自立を保証する地域での大人たちの育てる力が、今問われています。多様な価値観の中での核家族化、少子化、都市化、情報化等の社会構造の変化は、子ども達が世界へ羽ばたく機会を増やしたり、個性を発揮できる場を増やしたりとプラスの面がある一方で、ネットいじめや非行の低年齢化、若者の不安定な就労や親への長期依存など社会的自立の遅れを生み出しています。

自立の基盤となる地域社会において、子ども達が様々な体験活動に参加し、多くの人々と交流することは極めて重要で、その関係が希薄になっていることは憂慮すべきことです。子ども会は、地域での子どもの育ちを保障する営みであり、行政と協働しながら地域の教育力の核となって、青少年の健全育成を推進する大事な役割を担っています。子ども会は、子どもにとっては居場所であり、郷土を愛し 仲間を大切にする活動の基本は、子ども達の育ちに大きな影響を与えています。特に異年齢集団の教育的機能は子ども会活動の特徴といえます。福井県子ども会育成連合会は、一般社団法人という公的責任を持って県下の子ども会活動の振興に寄与するとともに、子ども会活動の原点である地域での育成力を培い地域に根差した活動をより一層充実しなければなりません。

また、ジュニア・リーダーやユース・リーダーといった青年指導者達の育成・活動支援は子ども会の活性化に繋がるだけでなく、社会的にも優れた人財育成と言えるでしょう。

今年度は設立51年目であり、新時代を捉えた子ども会活動の一歩を踏み出すべく県子連一丸となって活動の充実を図り、「太陽のように温かい心を持ち、地域で明るく輝き、家族の絆を深める」未来を担う『ふくいっ子』の育成に全力で努めます。

<重点事業>
〇県下6地区(ブロック)及び各市町子連や単子との連携強化

(地区育成懇談会の開催)

〇学校・行政・公民館等と連携した「子ども会の地域活動」の推進と地域での育成力の養成

(各地区「子どもまつり」の充実等)

〇「子どもの居場所づくり」としての子ども会の活性化と郷土愛を育む「壁新聞」の推進

(「壁新聞コンクール」の充実)

〇県ユース・リーダーや県内シニア及びジュニア・リーダーの拡充と資質向上を図る

(ジュニア・リーダーステップアップ集会、ジュニア・リーダー指導者・育成者情報交換会の開催)

〇子ども会安全啓発教育の充実と「安全で安心な子ども会活動」の推進

 (安全啓発〔KYT〕講習会の開催)

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