2019年8月28日
親子里山体験③『案山子づくり』を実施しました。

夏休みも残りわずかとなった8月24日。ツクツクボウシの合唱するなか、上大沢の子ども会の田んぼでは、今年も恒例の『案山子づくり』が行われました。

強い日差しをさけ、竹やぶのそばに敷いたシートの上を作業場にして、まずは案山子の骨組みを作っていきます。二本の竹を十字形に組み、ちょうど節と節がかみ合うところで位置を定めて、そこを針金でグルグル巻きにしてしっかりと固定していきます。ここで大事なのが「着せる服のそでを先に竹へ通しておくこと」で、もしこれを忘れてしまうと、後から服やシャツを着せようと思ってもそでの幅が全然届かなくなってしまうのです。

できた骨組みには、丸めた新聞紙や包装用のクッション材などで「肉」をつけていきます。さらに使い古したタオルや古着で「肉」をくるんで顔を描いてあげると、みごと子ども会オリジナルの、里山体験スペシャル案山子の完成です。

できあがった案山子は、担いで竹やぶから田んぼのあぜまで運んでいきます。一年に一度だけの「案山子の行列」は、親子里山体験の夏の風物詩として子ども会の定番セレモニーになっています。

今年は田んぼを見下ろすあぜの上に、全部で7体の案山子が立てられました。「害鳥たちから大事なお米を守ってね」と願いを込めて、杭にしっかりと結い付けます。

どの案山子もきっと期待に応えてくれて、秋にはたくさんの収穫をもたらしてくれることでしょう。

次回は10月26日(土)里山体験④『稲刈り』です。みなさんのご参加をお待ちしております。

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