2019年8月19日
猛暑の県子連KYT登山

恒例の岡山県子連KYT登山が「山の日」の8月11日に岡山県立森林公園で実施されました。地球温暖化で年々気温が上昇し、とりわけ梅雨明けの今夏は県北とはいえ、標高1000mの山頂でさえ31℃と半端な暑さではなかったです。麓の外気温は38度以上もあったことでしょう。
県立森林公園は昭和50年に、明治100年記念事業として開園されました。鳥取県境に位置し、面積334㌶、標高840m~1100mの山地で日本海側の気候に属しています。森林の大部分はブナ、ミズナラなどの落葉広葉樹と群生したネマガリダケで、一部にカラマツ林が続きます。渓流沿いの湿原には湿原植物もあって四季を通じて自然景観と眺望が楽しめる森林公園です。

午前8時に現地集合し、準備運動を終えて出発しました。先ずは管理棟のある登山口から中央部にある展望台へ、そして、「もみじ滝」へと登って行きましたが、登山道は大きな並木道となっていたので、この辺りまでは非常に歩きやすかったです。水量の少ない「もみじ滝」から標高1090mの「千軒平」までは長い急登が続きパーティが少しづつバラけてきましたが、「千軒平山頂」に全員到着し記念撮影をしました。山頂からは360度何もさえぎるものがない、素晴らしい眺望が疲れを癒してくれました。大休止の後は、「もみじ平」を経てネマガリダケの群生を眼下に緩やかなアップダウンを繰り返しながら、稜線の中間地点にある避難小屋を目指しました。

到着した避難小屋の前で昼食を済ませてから、リーダーによる登山に関する体験談や安全登山に関するKYTの指導を受けました。当初の予定ではさらに、往復2時間弱の「すずのこ平」まで進むことになっていましたが、リーダーから雷雨の危険が予想されるとのことで、急遽、最短コースをとっての下山となりました。コースは想像以上に急勾配なので、気を引き締めながら慎重に注意しながらの下山となりました。

今回は5時間程の行程でしたが、緑豊かな樹林の中を歩いたので、直射日光を遮ることが出来て熱中症の心配もなく、また心配していた午後からの雷雨もなく天候に恵まれた有意義で貴重なKYT登山となりました。標高1000m程の森林公園とはいえ、それなりのアップダウンもあり日頃の体力づくりの必要性や、安全登山を楽しむための基本的な知識・技術と自己管理能力の重要性も学ぶことが出来ました。

▲このページの先頭へ