夏真っ盛りの炎天下において、7月26日~27日に県北鏡野町「のとろ原キャンプ場」で、平成26年度ジュニアリーダー研修会Ⅰが開催されました。参加者はジュニアリーダー19名、シニアリーダー・育成者12名の総勢31名で、熱中症を心配されましたが全員無事に事故も無く大変貴重な体験をすることが出来ました。
「7月26日」
開会式の後、シニアリーダーによる班編成が行われ、ジュニアリーダーたちは思い思いに近くを散策してからテント設営に挑戦しました。その後、各班に分かれて2日間の野外活動についてのKYTを勉強しましたが、今回は全員で討議をしていくに徹しました。
ここのキャンプ場は標高も高く緑の大樹に囲まれて涼しいとはいえ、熱中症を侮る事は出来ません。どうすればよいのか皆で真剣に対応策を考えてみました。
午後からは事務局で予め準備された食材で夕食の準備に取り掛かりました。各班それぞれにすき焼きを目指して思い思いに料理を作っていきますが、出来上がってみればすき焼きでなくて牛丼?になっていた班もあったようです。でも皆で工夫しながら協力して作った夕食は大変美味しかったです。ここで一つだけ失敗がありました。事前に各自お米1合持参となっていたのに、何名か忘れていたジュニアリーダーがいました。急遽、事務局が麓の村までおりて調達できたものの、腹が減っては戦さが出来ませんよ。猛反省してくださいね。ちなみに今回はシニアリーダーが大釜でまとめてご飯を炊き上げました。
夕食後は恒例のキャンプファイヤーで締めくくり、満点の星空を見ながら就寝したのかなあ?
「7月27日」
朝食後はテント撤収、周辺の清掃を済ませてから、今回の目玉イベントである「ひらめ(あまご)」とりと魚調理に全員で初挑戦しました。養殖されているとはいえ生簀から小川に放たれた魚を捕まえることは以外に難しく、知恵を出し合い追い込みに成功して何とか目標の30匹以上の「あまご」をゲットすることができました。
ここからは魚を捌いて串刺しをして、塩をふって塩焼きにしていきます。参加者のなかには生まれて初めて魚を捌いたり、串刺しをしたり、塩ふりを体験した者もいましたが全員、大成功でした。炭火でふっくらと焼きあがった「あまご」の味は格別で、育成者の中にはビールでもあれば最高なのにと思ったかな?お家へ帰ったら早速、お母さんの魚調理を手伝ってください。
今まで生きていた魚を捌いて、頭から尻尾まで残すことなく食することで、ジュニアリーダーたちは、食育はもちろんのこと「生ある命を大切にすること」を真剣に学んだことと思います。今回の研修の狙いはここにあったのです。
2日間の研修会を終えることが出来ました。皆さん大変お疲れ様でした。次回11月16日のⅡにも是非とも参加して下さい。