理事長あいさつ

    理事長 町田 満

 前年度は新型コロナウイルスの感染症拡大防止対策等で、通常の行事が出来ない中でのスタートでした。令和5年度に入って新型コロナウイルス感染症が2類から5類に緩和され制限のない行動ができるようになり、子ども会活動も徐々にコロナ前に戻りつつあります。

 そのような中で、人口減少、少子高齢化の他、多くの課題が山積する中、生活の多様性、価値観の違い等から、地域力の低下、希薄化が顕著になっています。これらの課題と向き合いながら、一人ひとりがより豊かな人生を送ることができる持続可能な社会づくりを進めるために、役員自らが担い手としてその運営に主体的に関わっていくことがこれまで以上に重要となります。 

 さまざまな困難の中、他者や社会に主体的に働きかける資質や能力を育成するためには今こそ、子ども会活動のような異年齢集団活動が、遊びを含めた豊かな体験活動が有効と考えています。元来、子どもは密の中で育ち、他者との関わりから多くの事を学び成長していくものと思います。

 そのためには、地域の育成者や指導者の組織が重要になります。そうした組織の役割を改めて確認し、多くの課題を乗り越えて行きたいものです。そのためには、子ども会活動を考える時に、その事業を行うべきかまた中止するべきか、組織の総合力で判断することが求められていると思います。

 ただ、今の子どもたちが10年後、20年後には大人になり、やがて子を持つ親となっていくのを考えたとき、今、子どもに何を教え、何を伝えていくべきなのか、我々に与えられた責任は大きいものがあると思います。と同時にしっかりその責任を受け止め、途切れることなく繋いでいく役割が我々にはあるのではないでしょうか。

 様々な変化に対応しながら、魅力ある子ども会を目指し、新生活様式を取り入れた子ども会活動を皆さんと一緒になって進めたいと思っています。

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