理事長あいさつ

    理事長 町田 満

令和5年度を振り返って見ますと、年度当初に掲げた事業計画は、ほぼ達成しましたが、唯一、高校生会連絡協議会は申込者が少なく、やむなく中止せざる得ない状況でした。
令和6年度は、これらの反省を含めて、令和7年度に発足70周年を迎える準備期間として位置づけ、事業のさらなる充実を目指してまいります。

そのような中で、人口減少、少子高齢化から多くの課題が山積する中、生活の多様性、価値観の違い等から、地域力の低下、希薄化が見られています。

これらの多くの課題と向き合いながら、一人ひとりがより豊かな人生を送ることができる持続可能な社会づくりを進めるために、役員自らが担い手としてその運営に主体的に関わっていくことが、これまで以上に重要となります。

さまざまな困難の中、他者や社会に主体的に働きかける資質や能力を育成するためには、今こそ、子ども会活動のような異年齢集団活動が、遊びを含めた豊かな体験活動が有効と考えています。元来、子どもは密の中で育ち、他者との関わりから多くの事を学び、成長していくものと思います。

そのためには、地域の育成者や指導者の組織が重要になります。そうした組織の役割を改めて確認し、多くの課題を乗り越えたい。そうであるならば、子ども会活動を考える時、その事業を行うべきかまた中止するべきか、組織の総合力で判断してもらいたい。ただ、今の子どもたちが10年後、20年後には、大人になりやがて子を持つ親となっていくのを考えたとき、今、子どもに何を教え、何を伝えていくべきなのか、我々に与えられた責任は大きいものがあると思います。と同時にしっかりその責任を受け止め、しっかり繋いでいく役割が我々にはあるのではないかと思います。

多くの体験活動から変化に対応する子ども会を育成し、魅力ある子ども会を目指します。
新生活様式を取り入れた子ども会活動を皆さんと一緒になって進めたいと思っています。

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