理事長あいさつ

理事長 町田 満

令和7年度 理事長挨拶

 昨年度はコロナ禍や大きな自然災害等の影響もなく全ての事業を行うことが出来ました。
 そのような中にあって加入者の減少から予算の見直しを行いました。安全共済会加入費の値上げなどを行い収支のバランスを図ることが出来ました。そうは言っても少子化の波は止まることがなく、今後の運営に大きな課題を残しています。
 子ども会は、なぜ必要かそして今後どのように進むべきか私なりに考えてみました。
 戦後の混乱と荒廃した地域に戦争孤児や身寄りのない貧困孤児たちが溢れていました。そのような中でこの子らを何とかしたとの思いから立ち上がったのは地域の住民たちでした。このような背景からそれぞれの地域で子ども会をはじめ青年会・婦人会・消防団・自治会など多くの団体の活動が盛んでした。
 子ども会は地域で生まれ、地域で育つとの考えから多くの団体と連携をしながら、異年齢集団組織として子どもの自然体験・学習体験・伝統行事など多くの体験を通して、自己肯定感や他者への思いやりなどを養い社会の一員として組織が成り立っています。
 しかし、めまぐるしく変化する電子化の急激な発展により善も・悪もクローズアップされ、特に青少年へのSNSの影響などが浮き彫りにされています。少子高齢化に伴い地域の希薄化が見られる中、生活様式の変化や保護者たちの意識の多様化から子ども会のあり方を見直す必要があります。
 茨城県子ども会育成連合会が創立70周年を迎える今年こそ良い機会と捉えています。多くの体験活動から変化に対応する子ども会を育成し、魅力ある子ども会を皆さんと共に目指しましょう。

▲このページの先頭へ