2019年9月23日
サブリーダー研修②『キャンプ』ー前編ー

平成元年9月14日(土)。未来の子ども会ジュニア・リーダーを目指す33名のサブリーダーたちが集結し、サブリーダー研修のシリーズ第2回目となる『キャンプ』が開催されました。

今年は『神戸市立自然の家』での開催です。こべっこホールに集まったサブリーダーたちは、ちょっと緊張した面持ちで、子ども会スタッフからのあいさつと訓示に耳をかたむけます。

午前10時にこべっこランドをバスで出発した一行は、最初の目的地である『六甲山牧場』を目指します。ここでひとまずお弁当タイムをとることにし、真っ青に晴れ渡った空の下、羊たちとのふれあいや施設散策を通して六甲山の自然をおおいに満喫しました。

午後2時。再びバスに乗って『自然の家』へ移動。まずは宿泊に関するオリエンテーションが行われ、部屋割りと荷物整理を終えた後、いよいよ最初のプログラムである「カヌー」へと向かいます。

操縦方法や注意事項を「自然の家」スタッフからレクチャーしていただき、早速パドルをこいで「穂高湖」へと繰り出します。最初はなれないパドルさばきでしたが、だんだんコツがつかめるようになってくると、みんな勢いよく湖の奥へと突き進んでいきました。

山間に静かな水面をたたえる穂高湖も、このときばかりはサブリーダーたちの元気なはしゃぎ声でいっぱいになります。山のあちこちで鳴くヒグラシたちも、負けてなるものかと声を張り上げ、去りゆく夏を惜しみながらサブリーダーたちを応援してくれていました。

カヌーを存分に楽しんだ後は、みんなお待ちかねの夕食時間です。メインディッシュのハンバーグが、一日の活動を終えて空っぽになったお腹を満たしてくれます。

夕食後、玄関前に集まったサブリーダーたちは、少しおごそかな面持ちでキャンプファイヤー場へと向かいます。 日が暮れてすっかり暗くなった山道を登り、森にかこまれた広場にたどり着くと 、そこでは火の粉を舞い上げてゆらゆらと光を放つ一条の炎が、サブリーダーたちの登場を静かに待っていました。

炎を囲んで楽しいレクリエーションが続けられ、サブリーダー同士の友情と絆がよりいっそう深まった、素敵で有意義なキャンプファイヤーでした。

就寝前には子ども会スタッフと班長さんが集まって、今日一日の振りかえりを行いました。

「時間を守って早めの行動を心がけましょう」という意見が、各班から今日一日の反省点として挙がっていました。

さて、明日はこの反省をふまえ、子ども会のサブリーダーとして規律正しい行動とふるまいができるようになるでしょうか。キャンプは2日目、このレポートも後編へと続きます。

 

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