総会終了後、午後からは講師に上越教育大学の村中智彦教授をお迎えし、「子ども会活動 子どもとの関わりで大切なこと-障害のある子どもとの関わりから-」をテーマにご講演いただき会員研修を行いました。
前半は講義・演習、後半はグループワークです。キーワードは「仲間づくり 継続」です。
村中教授ご自身が子ども会に所属していた経験を交え、昔と今の子ども会の違い(行事縮小や加入者減少)、参加した親の感想、子ども会がなぜ大切なぜ必要?、子ども会の活動充実に向けてなどについて講義され、障害のある子どもへの支援や工夫についてペアワークを行いました。
続いてグループワークでは、「子ども会活動 子どもとの関わりや接し方で困っていること。どんな行動、どう対応しているか。」をテーマに行いました。
グループワークでは
・土日は親も子も忙しく子ども会行事に参加できない
・コロナ禍前に戻りにくい
・昔は宿泊もできたが、最近は昼間1日のみでないと参加者が募らない
・地域によって子ども会が無い所があり、そこで新しく活動を作るのは難しい
など様々な意見があがりました。
村中教授からは「子ども人口の減少やコロナ禍もあり、なかなか改善が難しい点もある。ですが、今行っている活動や遊びや行事を続けていきましょう。子ども会活動は、親子にとって仲間づくりや体験づくりの場となります。家族以外の方との触れあいや、学校では乏しい年上・年下との触れ合いができます。そして、いい地域とは我が子だけを見ない地域だと思います。加入者数が減少しても、活動に参加者された方を大切にして継続していって欲しいです。」と話されました。
また、ご自身の体験として「家族で新潟に転居した当時は周囲に知り合いもなく不安でした。子ども会に入ったことで地域と繋がれ本当に良かったです。地域に仲間ができたので、学校行事でも気楽に挨拶し仲良くお手伝いもできましたし、子どもが大きくなった今でもスーパーで、雪かきで、町内活動で顔を合わせると楽しくおしゃべりしています。」と仰っていました。
短い時間ではありましたが、とても有意義な研修会となりました。
これからの子ども会活動に今回の学びを活かしていきましょう!