活動方針に基づく具体的な行動

1 組織の充実と広報活動の強化
 少子化や地域における人間関係の希薄化、親や子どもたちの価値観の多様化などの影響により、会員数は毎年減少し、財政面や活動面に影響が出ております。
 県子連としても、この対策を重要な取組として位置づけ、今後、具体的な方策を提案してまいりますので、各地域においても、子ども会加入の意義やメリット等を広く訴え、会員を一人でも多く増やす活動に積極的にご協力ください。
 また、子ども会活動の中で成長したポスト・ジュニア・リーダー世代の人材活用も等閑事となっている状況です。県子連では、今年度、新たに「シニア・リーダー部会」を設置しました。
 今後は、この部会の活動を活性化させて、次世代の子ども会活動を担う人材の発掘と育成に取り組む所存です。
さらに、県子連活動の情報発信を強化するため、引き続き、広報活動の強化に力を注ぎます。  子どもたちを子ども会に呼び返すべく、地域社会に子ども会活動の意義を再度アピールしていくため、県子連として積極的な広報活動を展開しましょう。

2 研修活動の充実
 青少年に関わる課題を受けて、今、子ども会に求められているのは、子ども会活動の意義を深く理解し、子ども会を一層発展させる資質・能力を有する指導者やジュニア・リーダーやシニア・リーダーの育成です。
 そのためには、各研修会が更に充実したものとなるようカリキュラムや教材の見直し、新規研修会の開催などに取り組むなど、研修活動の充実・改善に取り組んでまいります。

3 子どもの生活リズムの向上
国・県では「早寝・早起き・朝ごはん」運動を展開しています。子どもには、適切な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠が必要であり、これらの生活リズムが乱れると、学習意欲や気力、体力の低下の要因になるといわれております。
 子ども会は、この運動の「全国協議会」メンバーであり、全国子ども会からもこの問題を個々の家庭の問題とするのではなく、社会全体の問題として捉え、解決のため地域一丸となって取り組むよう要請されています。明るく健やかな子どもの成長のため、地域子ども会としても、この運動に積極的に取り組んでまいりましょう。
4 文化活動の継承発展
 子どもたちが、地域に根差した文化芸術活動を継承していくことは、地域への誇りや愛着が深まるとともに、地域の歴史や発展の過程なども学ぶことができます。
 同時に、それは地域住民共通の拠り所となり、地域社会の連帯感を高めるなど、地域づくりを進める上で重要な役割を果たします。
 地域づくりの一端を担う子ども会としても、既存の県子連補助事業を有効に活用するなどして、文化活動の継承発展に積極的に取り組みましょう。

5 安全教育の徹底
 活動中の事故をなくすため各組織に安全係を設置して、事前の安全啓発の実施、事後の反省を必ず行うとともに、指導者の協力体制を確立するなど子ども会活動中の事故防止体制を構築しましょう。
 また、指導者・育成者は、県内外で開催されている安全啓発指導者認定講習会等に積極的に参加し、安全啓発思想を広く普及させましょう。
 特に、今年度からは、「子ども会安全啓発基礎講座」を県子連の各ブロック毎に開催することによって、安全啓発指導者養成を充実・強化させるとともに、安全啓発思想の一層の普及を図ってまいります。

6 関係団体・機関との連携
 「地域の子どもは地域で育てる」を基本理念として活動を展開する子ども会にあっては、学校等の機関や関係団体との協力は欠かせません。
 子ども会として、学校行事等に積極的に協力・参画するなど、地域をあげて学校教育を応援する体制を整えてまいりましょう。
 また、学校以外の関係団体としては、スポーツ少年団、緑の少年団、海洋少年団やボーイスカウト・ガールスカウトなど数々あると思います。市町村の子ども会担当者と十分相談をしながら他の団体との連携を積極的に進めてまいりましょう。

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