里山にさわやかな秋風吹く10月20日。北区上大沢町にある子ども会の田んぼにも、いよいよ収穫の時がやってまいりました。受付が始まるころには、すでにたくさんのご家族がお集まりになり、上大沢ふれあい会館前は子どもたちのはしゃぐ声で大賑わいです。

開会のあいさつにつづいて、田んぼのお世話をいただいている北本様からレクチャーがあり、みんな興味津々のまなざしで、初めて知る稲刈りの方法を教えてもらっていました。

はやる気持ちで向かった田んぼでは、一面黄金色の稲穂の波が収穫の時を今か今かと待ちかねています。おそるおそる鎌をにぎり、ケガをしないように注意しながら根元からしっかり稲を刈り取っていくと、田んぼの畦にはみるみるうちに束ねた稲穂が山となって積み上げられていきました。

春、どろんこになって植えた苗が、案山子に見守られながら夏の太陽をいっぱい浴びて成長し、今こうして立派な稲穂を実らせ、秋の収穫のときを迎えたのです。参加されたみなさまも、きっとこの里山体験を通して、自然の恵みのありがたさや美しさを実感されたのではないでしょうか。


稲刈りを終えたあとは場所を小西農園に移動して、同じく収穫のときを迎えたサツマイモを、みんなで掘りに行きました。秋の収穫三昧の一日。里山には参加されたみなさん全員の笑顔があざやかに映えわたっていました。

次回、里山体験⑤「収穫祭」は１１月１８日（日）に北区淡河町の神戸青少年公園で開催されます。参加ご希望の方は１１月８日までに神戸市子ども会事務局までお申し込みください。たくさんのご参加をお待ちしております。