全子連より、丸山会長の代理として成田國英常務が出席致しました。
「第27回MOA美術館全国児童作品展」表彰式が、去る1月31日(日)午前10時から、静岡県熱海市のMOA美術館 能楽堂で開催されました。
なお、公益社団法人 全国子ども会連合会は、「MOA美術館全国児童作品展」を後援しています。
子どもたちの作品は、「絵画の部」・「書写の部」の二つに分かれます。
27回となる本年は、45万2千点の応募があり、参加校は8千9百校でした。
その中から、審査員による厳正な審査を経て、「個人賞」ならびに「団体賞」が決定されました。
各賞:(目次)
文部科学大臣奨励賞 (絵画6名 ・ 書写6名)
外務大臣賞 (絵画3名)
厚生労働大臣賞 (絵画1名 ・ 書写1名)
農林水産大臣賞 (絵画1名 ・ 書写1名)
日本PTA全国協議会会長賞 (絵画1名 ・ 書写1名)
全国子ども会連合会会長賞 (絵画1名 ・ 書写1名)
ボーイスカウト日本連盟理事長賞 (絵画1名 ・ 書写1名)
審査員賞 (絵画1名 ・ 書写1名)
金 賞 (絵画5名 ・ 書写3名)
銀 賞 (絵画20名 ・ 書写5名)
銅 賞 (絵画30名 ・ 書写10名)
入 選 (絵画150名 ・ 書写50名
団体の部
学校奨励賞 文部科学大臣奨励賞(6校)
厚生労働大臣賞(2児童作品展実行委員会)
表彰式は、MOA美術館内の能楽堂で行われました。
会場の能楽堂には、受賞した子どもたち・同伴者、来賓など、900名をこす方々が参集されました。
表彰式には、丸山 康昭会長の代理として、全子連から成田常務理事が出席し、賞状授与を行いました。
次に全国子ども会連合会会長賞を受賞した「作品」、作者の「感想文」を紹介します。
「絵画の部」の受賞者は、徳島県松茂町立松茂小学校の2年生 齋藤 英(さいとう はな)さんです。
齋藤さんは、次のように感想文を書いています。
「どうぶつ園でゾウに、にんじんをやりました。ドキドキしたけど、思いきって手をのばすと、ゾウがはなで上手につかみました。うれしかったのでこの絵を描くことにしました。おとうともにんじんをもって、よろこんでいたので描きました。ゾウのはなや体はしわしわで、ざらざらしていました。毛もいっぱい生えていて、毛は白でした。そのかんじが出るように、クレパスの色をかさねて工夫しました。ゾウの目がやさしく描けました。絵が完成したときは、大へんだったけど、出来上がってうれしかったです。」
次に「書写の部」の受賞者は、神奈川県箱根町立箱根の森小学校の1年生 鈴木 彩友(すずき あゆ)さんです。
鈴木さんは、次のように感想文を書いています。
「私は、せみをつかまえるのがとくいです。なつ休みに入って、好きなせみをたくさんつかまえました。でも、おかあさんに、「一しゅうかんしか生きられないから、かわいそうだからにがしてあげなさい」と言われてにがしました。元気なせみのように、げん気なさくひんを描きました。」
表彰式が終わり、受賞した子どもたちと同伴者、来賓の方々は、MOA美術館の中庭で記念写真をとりました。
MOA美術館の所在地は以下です。
静岡県熱海市桃山町26-2 電話:0557-84-2511
なお、MOA美術館では、展示空間の刷新と設備の更新を目的として、改修工事が始まります。それに伴い、2016.3/ 7 ~ 2017.2(予定)まで休館になります。
子どもたちに感性の力を育てる重要な時期は、12歳未満と言われます。子どもたちには、絵画、音楽、造形、演劇など、想像力・創造力を発揮できる活動が必要です。来年も、子どもたちの素晴らしい絵画・書写が寄せられることを、期待しております。