平成26年度まで実施しておりましたが、集団指導者研修は現在行っておりません。
《集団指導者研修基準》~研修内容と学習時間配分~
基準学習時間15時間
項目 | 節 | 摘要 | 時間 | |
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Ⅰ子どもの理解 | 1.子どものおかれている状況 | ・子どもの生活時間 ・家族の中の子ども ・学校の中の子ども ・社会の中の子ども ・情報化社会の中の子ども ・子どもの事故 ・子どもの非行 |
子どもは、家庭・学校・地域社会の中でどんな生活をおくっているか。子どもの生活環境は子どもの成長・発達にふさわしいものだろうか。子どもの生活上の問題について考える。(過保護・期待過剰の問題・進学準備期間としての学校、学歴社会、遊び場の問題、遊びの商品化等) | 0.5 |
2.子どもを理解する方法 | ・子どもの行動の観察 ・子どもとの話し合い ・文献資料の利用 ・アンケート ・各種テスト |
子どもにはたらきかけるためには、子どもを正しく理解することが何よりも必要である。それぞれの特徴を知り、ふさわしい方法がとれるようにする。 | 0.5 | |
Ⅱ少年教育の (全体で1時間) |
1.児童観と教育観 | ・子どもとは何か ・教育とは何か ・人間形成の仕組み |
子どもを理解し、正しい教育観にたって、少年団体の役割と生活について考える。 | |
2.少年団体の種類と目的および歴史 | ・少年団体の成立と発展 ・少年団体の種類と現状(子ども会・その他の少年団体) |
各種団体の歴史を知り、どんな少年団体があり、どんな目的・機能をもっているか、その役割や性格について考える。 | ||
3.世界の少年教育 | ・世界の子どもたち ・諸外国の少年教育 |
各国の少年教育について研究することを通して、わが国の少年教育のあり方について考える。 | ||
Ⅲ集団の基礎理論 | 1.グループワーク | ・グループワークとは ・メンバーシップとリーダーシップ ・グループワークトレーニング |
グループワークとは何か。グループワークをすすめる上でのリーダーとメンバーの関係やそのメカニズムを考える。さらに、グループワークトレーニングについて学ぶ。 | 2 |
2.集団活動の評価 | ・評価の意義と目的 ・評価の原理 ・評価の内容 ・評価の方法 |
集団がその目的を効率的に達成するためには、現在の集団のあり方が妥当なものか、どこをどう改善することが望ましいかなど集団活動のあり方について考える。 | 1 | |
Ⅳ子ども会の組織と運営 | 1.子ども会の連合組織 | ・連合組織の必要性とその役割 ・連合体の組織と運営 |
子ども会発展のためには、子ども会の連絡・連合組織が必要である。その役割・組織・運営について考える。 | 1 |
Ⅴ子ども会活動のプログラム | 1.子ども会の調査 | ・調査の意義 ・調査の方法と実際 ・調査のまとめと考察 |
子ども会活動を展開するために、調査はどのような意義があるのか。調査のねらいをどのようにとらえ、ポイントをどこにおいたらいいのか等、調査の視点と方法、そして調査結果の分析や考察について学習する。 | 1 |
2.活動の記録と評価 | ・記録、評価の意義 ・記録のとり方 ・評価の方法 |
子ども会活動の発展を目指すためには活動記録をとることは、とても大切なことである。どのように記録をとればよいのか、また、その整理の仕方等を学習し、記録の点検と評価の視点について学ぶ。 | 1 | |
Ⅵ指導者の役割と機能 | 1.育成会との関係 | ・育成会との連携 | 育成会の役割についての理解を深めるとともに、育成会の成長の方策について考え、あわせて、子どもと育成会の連携のあり方について学ぶ。 | 2 |
Ⅶ育成会の役割と機能 | 1.育成会の組織と運営 | ・育成会の組織 ・育成会の運営のあり方 ・育成会の拡充・強化 |
育成会の組織・育成会の運営のあり方・育成会の拡充・強化について学ぶ。 | 0.5 |
2.育成会と地域社会 | ・地域社会における育成会の位置づけ ・社会資源の活用 ・地域社会の環境整備 |
地域社会における育成会の位置づけ・社会資源の活用・地域社会の環境整備について学ぶ。 | 0.5 | |
Ⅷ子ども会と安全 | 1.事故への対応 | ・緊急の判断と処置 ・緊急法 ・安全会 ・保険 |
不幸にして事故にあった時にどうしたらよいか、慌てない判断と処置、救急法の知識をもっているか、いないかは、事故を大きくしないという意味では大変重要です。また、事故の損失を補うということからも安全会、傷害保険、賠償責任保険について学習する。 | 1 |
Ⅸ子ども会をとりまく課題 | 1.子ども会と行政 | ・子ども会と関係ある行政機関とその機能 ・行政が委嘱した指導者と子ども会指導者 |
子ども会の関係のある行政諸機関についての理解を深め、それら諸機関と子ども会はどのような関係にあることが望ましいか、そこからどんな援助が期待できるか、といったことについて考える。また、行政が委嘱した指導者と子ども会指導者がどう連携して指導していったらよいかを考える。 | 1 |
2.子どもに関する法律 | ・青少年健全育成に関する法律 ・青少年非行に関する法律 ・その他 |
子どもの援助者・指導者として、子どもに関する法律などについて、ある程度の知識を有していることは必要なことである。但し、法に規定されているからということに止まるのではなく、おとなとしてどうすることが、子どもの教育・福祉の推進につながるのかといった、積極的な立場から子どものことを考える。 | 1 | |
Ⅹ子ども会活動の実技 | 1.実技の開発と創作 | ・実技全般について | 子ども会のねらいにそった実技としてどのような内容をもったものが理想的なのか。従来の実技の改善、単純化、新たな実技の創作や開発などを考える。 | 1 |