~農林水産省よりお知らせです~
毎年6月は「食育月間」です。
食育月間では、国、地方公共団体、関係団体などが協力して、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、食育の一層の浸透を図ることとしています。
期間中は、全国規模の中核的な行事として食育推進全国大会が大分市で開催されるほか、全国各地で食育をテーマとした多くの取組やイベントが実施されます。
食育月間イベントに参加したり、食育の取組を実践してみてはいかがでしょうか。
【期間】
平成 30 年6月1日(金)から6月 30 日(土)までの1か月間
【重点事項】
国民の食生活における様々な課題に対応し、国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成に資するため、以下の事項の重要性について、重点的に普及啓発を図る。
(1)食を通じたコミュニケーションの促進と子供の生活リズムの向上
食を楽しみながら食事の作法・マナー、食文化を含む望ましい食習慣や知識の習得が図られるよう、家庭における共食など食事等の場における食を通じたコミュニケーションを促進する。
さらに、朝食をとることや早寝早起きを実践すること等、子供の基本的な生活習慣を育成し、生活リズムを整える。
また、家庭生活の状況が変化する中で、家庭における共食が難しい人が増えていることを踏まえ、子供や高齢者を含む全ての国民が健全で充実した食生活を実現できるよう、地域や所属するコミュニティ等を通じ、コミュニケーションや豊かな食体験にもつながる共食の機会を提供する。
なお、NPO 等により子供たちに対し共食の機会を提供する取組(子供食堂等)が実施されていることを踏まえ、地域における食育の推進に当たり、これらの取組との連携や、環境整備に配慮する。
(2)健康寿命の延伸につながる健全な食生活の実践の促進健康寿命の延伸につながるよう、「食生活指針」、「食事バランスガイド」、「食育ガイド」等の普及啓発を通じ、減塩等の推進やメタボリックシンドローム、肥満・やせ、低栄養等の予防や改善、栄養バランスに優れた「日本型食生活」等の健全な食生活の実践を促進する。
(3)食の循環や環境への意識の醸成
農林漁業体験や食品の調理に関する体験等食に関する様々な体験活動、食前食後の挨拶の習慣化等を通じ、食料の生産から消費に至る食の循環を意識し、自然の恩恵や、生産者を始めとした食に関わる多くの関係者の様々な活動により食が支えられていることへの感謝の念を持ち、食料問題を含め食の循環に関する理解を深めるとともに、「もったいない」という精神で、国、地方公共団体、食品関連事業者、消費者等の様々な関係者が連携した食品ロス削減国民運動を展開する。
(4)伝統的な食文化に関する関心と理解の増進
伝統食材など地場産物を活かした郷土料理、食事の食べ方や作法等、我が国の豊かで多様な伝統的食文化に関する関心と理解を深め、保護・継承を推進する。
特に、平成 30 年が明治元年(1868 年)から満 150 年の年に当たることを踏まえ、各地で開催する行事等において、明治期以降の食文化の紹介及び体験を盛り込み、これらに触れる機会の提供や情報発信を行う。
(5)食品の安全性に関する情報提供と食品情報に関する制度の普及・定着食品の安全性に関する意識と関心を高めるとともに、食品の安全性に関する様々な情報について国民が十分に理解し活用できるよう、食品中の放射性物質に関するリスクコミュニケーションを始めとした消費者に対する正確で分かりやすい情報提供等の充実、及び食品情報に関する制度の普及・定着を図る。
(6)都道府県・市町村が作成する食育推進計画の普及
地域において関係者が食育に関する課題や取組の方向性を共有し、連携・協働して取組を推進していくため、都道府県及び市町村がそれぞれ作成する食育推進計画について、地域の教育関係者、農林漁業者、食品関連事業者、ボランティア等食育に関わる様々な関係者に対し、各種会合における説明、広報誌・機関誌への掲載等を通じて共有を図るとともに、地域住民への周知に努める。
詳細は⇒農林水産省のホームページを御覧ください。