日本中の子ども達の真の成長と幸福のための子ども会活動を目的(理念)として1965年(昭和40年)に社団法人全国子ども会連合会は誕生し、2012年(平成24年)に公益社団法人全国子ども会連合会となりました。
発足以来、時代の流れとともに子どもの安全な遊び場がだんだん失われ、少子化問題や社会環境、自然環境が変化する中、時勢に応じた活動を模索し頑張ってきました。更に子ども達の日常も集団での体験活動から個人での活動に変わってきたことから、子ども会も子ども達のコミュニケーション能力を引き出し高める活動を目指す必要があります。
いま、国を挙げて新しい規範づくり、人づくりが課題となっております。平成29年に発表された文部科学白書では「子ども達の未来を育む豊かな体験活動の充実」が唱われています。そして「社会で求められる仲間とのコミュニケーション能力や自立心,主体性,協調性,チャレンジ精神,責任感,創造力,異なる他者と協働する能力等を育むためには,様々な体験活動が不可欠」というくだりは、まさに我々子ども会が実践してきたことであり、将来に渡る目標でもあります。
全子連では今後も、子ども会活動の促進、若いリーダーの養成、将来の変化に対応出来る人材の育成等、「人づくり」を通して「遠心力」が働き始めた子ども会を「求心力」に変えていけるよう目指してまいります。同時に連合体である全子連としては、都道府県・指定都市子ども会連合会、市町村区子ども会連合会、単位子ども会のご協力を頂きながら、それぞれの主体性を尊重した運営を心がけてまいります。
今回、全子連役員による不祥事にけじめをつける形で丸山前会長が辞任され、不肖私が後を継ぐ事になりました。精一杯努力してまいりますので、ご支援ご協力をお願い申し上げます。