期日：2016年7月31日10時～16時30分
会場：足立区「学びピア21」4階講堂
参加者：41名
実施スケジュール（計 5時間）
1 . ケガの種類と発生要因（講義） 45分
2 . ウォーミングアップ（講義） 30分
3 . クーリングダウン（講義） 30分
4 . ストレッチング（講義・実習） 60分
5 . コーディネーショントレーニング（講義・実習） 60分
6 . ケガと応急処置（講義） 45分
7 . ケガをしないための食事（講義） 30分

現場のスポーツ指導者のための「マニュアル」と、現場のスポーツ指導者を指導するための「指導書」を併用して、その執筆に携わった専門家の先生方に、直接、指導していただきました。

最新の研究に基づく先生方の指導は含蓄に富み、スライドを利用した講義、身近にある用具を活用した実習などを通して、これまでそんなの当たり前だと思っていた事の勘違いや、あらためて重要だと感じること、こういう方法もあったのかなど、多くのことを学び持ち帰っていただきました。

ケガが怖いから活動を縮小しようなどという方向ではなく、よりアクティブに上達や楽しみを求めるために、防げるケガは避けよう、もっと楽しく有効な方法を実践しよう、食べることからケガに強い体を作ろう、でも万が一、ケガが起きてしまった場合は速やかに正しく対処できるような準備をしておこうなどと、正に気持ちをあらたにしていただけたことと思います。

何よりも、先生方を含め、参加者の皆さんの熱心な姿が印象的でした。

講師の方々 左より
佐々木さはら 氏 日本体育大学 アスレティックトレーニング研究室　助教
成田國英 氏 日本体育大学名誉教授　全国子ども会連合会　理事
安達瑞保 氏 日本体育大学栄養教育学研究室　助教
河野徳良 氏 日本体育大学 アスレティックトレーニング研究室　准教授
相場奨太 氏 東京都小平市立小平第五小学校　主任教諭
お手伝いいただきました日体大スタッフの方々
　　

講習会の様子
　　

今回参加していただいた皆様のケガ防止に対する意識はもともとたいへん高く、地域活動の中ではこのような方々が実際に苦労しておられるのだと感服しました。

それでも、もっともっとケガは少なくしたい・・・。

ますますの指導の充実と向上に繋がるよう、またより多くの周りのスポーツ指導者の方々へ、ケガ防止に対する高い意識や具体的な知識を広めていっていただけるよう、今後も第２回、第３回と講習会を開催していく予定です。

より多くのスポーツ指導者の方々と、同じような知識や経験を共有したいと、あらためて痛感した一日でした。

参加された方々の感想
・全体を通じてマニュアル、指導書がとても分かりやすく今後の指導にすぐ役立ちそうで良かったです。
・今まで指導してきた内容に間違いがあることがわかりました。本日の講義をきっかけにして再度自分の今後の指導を見直したいと思います。
・子ども達といつも「形だけ・・・」のウォーミングアップだったなぁと実感。反省しました。
・すべての内容をもう少しゆっくりしたテンポでじっくり聞きたかったです。
・一日では吸収しきれません。というか一日で終わらせてしまうのが勿体無いです。
・とても勉強になる一日でした。素晴らしい時間をありがとうございました。

最後に、この講習会を運営するにあたりご協力をいただいた東京都足立区の皆様はじめ、全ての関係者の方々に御礼申し上げます。

ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。