会長あいさつ

新会長 丸山康昭 就任挨拶

丸山会長re今は昔の話ではありません。都市でも農漁村でも放課後や休日になれば夕方、日の暮れるまで日本中どこからでも聞こえてきた、あの子ども達の遊び戯れる声は何時ごろから、何処に消えてしまったのでしょう。学校帰りの子ども達の楽しそうな、のんびりとした道草もあまり見かけなくなりました。
この原因は少子化による遊び中の減少にあるとか、お稽古事や学習塾に通うために時間がないとか、子ども達が自由に過ごせる居場所としての遊び場の減少にあるとか言われていますが、私達全国の子ども会関係者はこれらの様々な事態を直視しながらも、手をこまねいて傍観している訳には行きません。

「日本中の子ども達の真の成長と幸福のための子ども会活動」をと、1965年(昭和40年)に全国の子ども会関係者が手を取り合い結束し、社団法人全国子ども会連合会を発足させて、本年で50年目を迎えることになりました。本会は発足以来、約半世紀に亘りその時どきの時代の要請に呼応しながら表現や方法に多少の差異は有るものの変わらない考え方があります。

◎地域の子ども達は地域全体で育てる。tukusi
◎子ども会の主役は常に子ども自身である。
◎子ども会は異年齢の遊び体験を活動主体とする。
◎地域の大人は全てが子ども会の育成者となる。
◎「子どもの手による子ども会」を目指す。

今こそ、全国の子ども会関係者は、「地域の子どもは地域で育てる」という子ども会本来のあり方とする、その原点に立ち返って、子ども会活動を改めて全国に発信することが求められている事を認識する必要があると思います。

不肖、私 丸山康昭(熊本)は各県連の皆さまの推挙を頂き、会長職となり微力ながら全国の子ども会活動の推進役として携わる事になりました。つきましては、日本全国に、子ども会活動を展開する事により「子ども達の元気な明るい笑い声が満ち溢れる日本」を目指し、お互いに目的を一つにして努力して参りたいと願っています。

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